・「アスキーアートの法と慣習」―アスキーアートの権利関係についてのエントリー(別館「犬が目覚めた日」)

     ・「連載物の保管庫」―上記の物をまとめたもの

著作権における親告罪、強姦罪における親告罪、のメモ

初めに


 感情面を考えると、強姦をした人は被害者から訴えが無くても「犯罪者」「罪人」だろう。
 感情面を考えると、2次的同人誌を作った人は、権利者から訴えが無かったら「犯罪者」「罪人」ではないだろう。

 同じ親告罪の罪で、何がこの二つを分けるのか?



自分の考え①


 強姦罪における「訴えが無い」は、強姦を許した訳ではない。警察などに状況を話す苦痛から逃れるために、あえて訴えていないだけ。

 一方、著作権侵害における「訴えが無い」は、侵害を許している(場合が多い)からだ。

 つまり、被害者・権利者がその行為を許しているかどうかが、「犯罪者」かそうでないかを決める。

 そうすると、被害者が強姦を許している(場合があるのかは分からないが)場合は、強姦者は「犯罪者」「罪人」ではない。権利者が訴えなくても、侵害を許していない場合は「犯罪者」「罪人」である。

 「侵害している人が多すぎて、訴えるのに費用がかかりすぎる」という理由を、訴えない理由として聞いたことがある。この場合には、訴えられていなくても侵害者は「犯罪者」「罪人」である。

自分の考え②


 「強姦」は、それ自体悪いことである。被害者の感情如何に関わらず、悪いことである。

 一方「著作権侵害」は、それ自体悪いことではない。権利者の感情如何によって、初めて悪いことになる。

 だから、強姦者は訴えが無くても「犯罪者」「罪人」。侵害者は訴えがなかったら、「犯罪者」「罪人」ではない。

終わり


 ②は「被害者の感情如何に関わらず」の部分に無理がありそうだ。

参考文献


例えば「同人誌は著作権法に抵触している。同人誌なんかを書いている奴は犯罪行為を行っている」と考える人がいるかもしれませんが、それは間違っています。著作権侵害かどうかを決めるのは権利者だけ*1です。外部がとやかく言うのは大きなお世話というものです。

memorandum - 著作権に関する誤解


一番重要な話だけど、著作権侵害は「親告罪」という特徴を持つ。
これは著作権を侵害された人が訴えを起こさなければ刑事裁判にならない(棄却される)というもの。
噛み砕いて言えば、黙認されてる限り罪にならないよというルールがあるわけ。
ファン活動や同人活動はこの親告罪を利用して成り立っている部分が凄くある。(だから同人家に向かって罪人と言うのは間違いだね)

しっぽのブログ: ちまたで著作権と呼ばれるもののまとめ

335 名前: カメコ(取手市)[] 投稿日:2007/03/05(月) 20:54:23
>>305
著作権の侵害をしているよ
でも侵害自体は著作権を利用する上で自然に発生する当たり前の事。
それを許可するかしないかは著作権者の自由ってことだよ。
つまり、侵害の時点では犯罪じゃないんだよって言えばいいのかな。
侵害ではなく、使用でいいんだけど、文意の上ではそのように使ってるよ。

( ;^ω^)<へいわぼけ: 講談社「2次創作やめろ!!パロ同人も禁止する!!」

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  by syakai21 | 2007-03-06 16:05 | メモ

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