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「再UP」の非倫理性

初めに


このエントリーに関しては、もっとまとめてから発表したいと思っていました。だけど、とにかく気になったことは発表した方がいい気もして、発表することにしました。

以前からそのつもりだったんですが、こちらのブログでは思いつき的な文書を中心に載せたいと思います。

再UPの非倫理性


ニコニコ動画に、下の動画が再UPされた。

ニコニコ動画(RC)‐アイドルマスター エージェント夜を往く(M@STER VERSION) 真  再UP版
※消えていた動画はこれで良かったようで一安心。2chのキャラスレで情報を集めたものの、少し自信がなかったのです。
※あとお詫びも一つ。キャラスレで、作者様の「再うpはご自由に」というコメントがあったのですが、それをここに載せるのを失念していました。ニコ動を見ている方すべてが2ch(キャラスレ等)を見ているわけでは無いんですよね・・再うpまでが早かったため、不快に感じた方もいらっしゃったと思います。申し訳ありませんでした。最後に作者様に、この場をお借りして再うpの報告とさせて頂ます。ありがとうございました。
コメント


この動画は、アイドルマスターMADの中でも有名だったものである。それが作者によって消され、別の人によって再UPされた。

コメントで書かれている作者のコメントとは、以下のものである。

566 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/09/03(月) 04:13:41 ID:CxXlfjc80
自分語りのチラ裏スルー推奨


>>550の言ってる事は半分正解。
β時代からγ初期の職人が少ない時期に借り物動画でニコマスを盛り上げつつ楽しんでた。
それからMPとMWを買い揃えていく過程であの動画は完成した。発売1ヶ月前からMP版聞きまくって編集してた。
ダンサーズは借り物動画だったから。その中でのサングラス捨ては満足の行く演出だったと思う。

そして7月に箱○を買った。そしてのめり込んでいった。
自分の中で借り物&愛の少ない作品をどうしようか迷ってた。
それはそれで楽しんでくれてる人がいたからね。削除するのもどうかなぁと。

そして誕生祭。ニコでの祭りの拠点になった事が少し誇らしかったしCA職人が来てくれて嬉しかった。
自分の中でも真と千早の二人が好きで止まらないのでケーキ買ってきて晒してみたりした。

でも宴は終わったんだ。主従関係がニコマスからアイマスに逆転した今、未練はほんの少ししかなかった。
真をあの動画を経由して愛でいてくれた人には大変申し訳ないと思った。だから真スレでは説明責任があると思いレスしている。
今は普通にアイマスを楽しみつつ自前素材で作り直ししたいなぁと思っている。

最後にこんな気持ち悪い長文読んでくれてありがとう。これからも一緒に真を愛でていければと思う。

572 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2007/09/03(月) 05:20:23 ID:CxXlfjc80
>>570
そう言って貰えると俺としても作ったかいがあったと満足できる。ありがとう。
個人的にニコマスと距離をとりたくなったってのもあるかな?再うpとかはやりたい人がいれば自由にやってくれてかまわないよ。
人によっては記念にうpした変換前ファイルを持っているだろうし。

じゃぁこの話は終わり!それより誕生日記念グッズの話でもしようぜ!
誕生日グッズを買うのは初めてなんだがあれって複数セット買えたりするの?

【レーシング】菊地真 17やーりぃ【応援グッズ】


ここで疑問に思うのが、再UPした人が作者から許可をもらっていることをわざわざ述べている点である。文意から察するに、作者からの許可がなければ、この動画は再UPされなかっただろう。なぜ、再UPするのに作者の許可がいるのだろうか。

「作者に著作権があるから」というのが一つの答えかもしれない。だが、それを言ったら「アイドルマスター」の版権元(おそらくバンダイ)にも許可を仰ぐべきだろう。そのような記述はないし、常識的に考えて、おそらく許可を取ってはいないだろう。

このような現象は、他の場所でも見受けられる。例えば、あるAAキャラクターを使ったゲームがある(迷惑がかかるかもしれないので、名前は書かない)。このゲームの作者は、ゲームをUPした後、一定時間たつとそのゲームを消すのが常である。そして、その作品を勝手に再UPすることは、周りの人々にとってタブーとなっている。もちろん、作者の許可があれば再UPできるが。これも、もとのAAキャラクターの作者に許可を取った形跡は無い。

一方で、P2Pには同人物を含めて勝手に漫画などが再UPされているし、ニコニコ動画にも多くの動画が再UP(転載と言ったほうがいいかもしれないが)されている。

矛盾する二つの倫理が、どうして時には同じ場所で共存しているのか。



追記
AAキャラクターの場合は、元のAAキャラクターがパブリックドメインみたいなものであるということがあるとは思う。
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  by syakai21 | 2007-09-09 15:51 | 雑記

「オープンソース文化」には、コミュニティが必要という仮説。+クリエイティブ・コモンズ

WebLab.ota - ニコニコ動画で行われているオープンソース現象 組曲『ニコニコ動画』

主張はタイトルそのままです。ここで言う「オープンソース文化」は、誰かが発表した作品を元に別の人が作品を作り上げ、それをまた別の人が…、という意味で使いました。「コミュニティ」は、人の集まりであると同時に、人が集まる場という意味です。#1

n_euler666氏が述べたニコニコ動画は、ある種のコミュニティであるような気がします。言葉で説明するのが難しいのですが、その他の動画サイトはどうもそんな気がしない。ただ、個々別々の人々が同じ場所で発表しているという感じがします。#2

実際のオープンソースソフトウェア作成の現場でも、コミュニティが中心になって進めています。(井田昌之・進藤美希『オープンソースがなぜビジネスになるのか』MYCOM新書)そして、私が研究対象としている「アスキーアート」も、2chという掲示板コミュニティの中で生まれ、成長していった「オープンソース文化」です。

これらのことから、「オープンソース文化」というのはコミュニティの中でこそ育つものだという仮説思いつきました。

実はこのことは、クリエイティブ・コモンズへの提言でもあります。つまり、ただ人々が自分の作品にクリエイィブ・コモンズ・ライセンスをつけていても、何かしらのコミュニティがなければ、「オープンソース文化」は育たないのではないか、という意見です。

見ていて、どうもクリエイティブ・コモンズが盛り上がらないと思いを抱いているのですが、このようなことが原因の一つなのでは、ないでしょうか。


#1 ちゃんとした論にするときは、二つとも定義もしっかり決めたいと思います。
#2 ここも、もっと煮詰める必要があります。

追記
(7/24)自分が主に2chにいるので、「2chという掲示板コミュニティの中で生まれ」と書いてしまいました。実際は2ch以前からアスキーアートは存在し、育っています。例えば、パソコン通信の中で生まれたこれなど→The Beach : Character Animation Menu



・これらのことに関して何か参考になる資料があれば、どうか教えてください。お願いします。
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  by syakai21 | 2007-07-24 02:11 | 雑記

現時点までのまとめ。

別館で書いている「アスキーアートの法と慣習」で、今までできた分をまとめてみました。

FrontPage - 連載物の書庫 - livedoor Wiki(ウィキ)



デザインなどは、しっぽ氏にアドバイスをもらって、結構見やすくなっていると思います。
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  by syakai21 | 2007-03-29 17:22 | メモ

現時点のに著作権に対する仮説と疑問点

・何故、AAイラストに対する権利は主張されるのか?そして、それが認められるのか?
・ソフトウェアは、何故自由だったのか?何故、不自由になったのか
・所有の主体には何があるか?

の仮説とその問題点。

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  by syakai21 | 2007-03-01 02:49 | メモ

なぜ、著作権と違って、特許権延長の話は聞かないのか?

初めに


 著作権の延長が問題となっている。具体的には、現在の「著作者の死後50年」となっているのを、「死後70年」にするのは是か非かという問題である。

 もっとも、「著作権保護期間の70年延長に反対する」にもあるように、この問題自体は以前から存在していたようだ。最近のこの問題の盛り上がりは、「著作権問題を考える創作者団体協議会」が著作者の死後50年から同70年に延長するよう文化庁に要望書を提出したことや、「著作権保護機関の延長問題を考える国民会議」が出来たことがきっかけとなっていると思う。

 ところで、この著作権延長の騒動を見ていく中で、一つの気になったことがある。それは、特許権を延長してくれという話は聞かないな、というものである。というのは、今回の一連の議論は、日本が「知財立国」を目指していることから始まっている。それなら、「特許権」の期間の話も出ていいはずだ。

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  by syakai21 | 2007-02-05 14:57 | 論評

著作権に競争原理はどこまで有効か?

小塚荘一郎のデジタルコンテンツ法

日本経済新聞 2007年(平成19年)1月31日(水曜日)に載っていた、小塚荘一郎氏(上智大学教授)の論評の要約と、少し気になったこと(本当に少しです)。

要約

  1. コンテンツが商業的に利用される時代にふさわしいルール(デジタルコンテンツ法)を作らなければならない。また、それはコンテンツの創作と活用にとって真に有用な仕組みでなければならない。

  2. そのルールは以下の4つの特徴を持っている。

    1. 著作権のほかに肖像権やパブリシティー権(タレントの容姿、芸名になどに対する権利)などを含む横断的なルールである

    2. ユーザーの私的使用の範囲、内容を、法律によって一律に決めない。コンテンツごとに権利者側とユーザーの契約によって、自由に決める。

      1. これを達成するためには、正常な競争原理が働かなければならない。ユーザーニーズをよくつかんだコンテンツは、多くのユーザーの支持を集め、ビジネスとして伸びる。

    3. 権利者は、デジタルコンテンツ法と今の法律のどちらも選べる。デジタルコンテンツ法の適用を希望する場合は、権利の登録をする。

    4. 登録された権利に関しては、海賊版を取り締まるための特別の組織を作る。

  3. デジタルコンテンツ法を作る際にはその他の問題も出てくる。それらの問題についても、コンテンツの創作活動と流通取引のいずれかにとっても障害とならない制度の実現を基本的な視点とした、制度設計が必要である。

考察

  • 競争原理に任せたため、発生する問題があったと思う。詳しくは知らないため、今度調べる必要があるか。
  • 競争原理なら、現時点でも働いているのではないか。

「なるほど」の点


ユーザーにとっても、複製が自由に出来れば利便性が高いともいえるが、一回だけ見たり聞いたりすれば十分なコンテンツは、コピーの可能性が制限されても、その分価格が安ければその方がありがたいだろう。

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  by syakai21 | 2007-02-02 20:17 | メモ

のまネコの問題点(「私物化」編)


初めに

  
 多くの問題がそうである(たぶん)ように、のまネコ騒動においても、一つだけの問題点(争点、論点)があったわけではなかった。例えば、ウィキペディアの「のまネコ問題」の項目には、次のように書かれている。

9月1日、エイベックスの子会社であるエイベックスネットワークが、このPVのキャラクターを基に商用キャラクターを作成:グッズではこのキャラクターを「のまネコ」とし、「(c) のまネコ製作委員会」という著作権者表示を付けていた。このことから「長年インターネットの共有財産として愛されてきた『モナー』を改竄、私物化して金儲けをしようとしている」という非難の声が上がり(以下祭り)が2ちゃんねるやブログなどで始まった。
のまネコ問題 - Wikipedia


 ここには3つの問題点が端的に表されている。それは、「改竄」、「私物化」、そして「金儲け」である。人によっては、これ以外を問題点としてあげる人もいるだろう(自分がその一人である)。同時に、これらの問題点を、問題だと見ない人もいるだろう(自分がその一人でもある)。だが、ウィキペディアが誰もが記述、改変できるシステムであることを考えると、この三つが主要な問題点であると言っていいと思う。

 引用文にも書かれているように、これらの問題点はモナーが「共有財産」であることを切っ掛けとしていると思う。私の最終的な目的としては、この「共有財産」の性質を書き出すことにある。だが、力不足ながら、現時点ではその性質がどのようなものなのかは分からない。今回は、その最終目的を達するために、まず、「改竄」、「私物化」、「金儲け」の三つの問題点を考察して行きたい。今回は、「私物化」をテーマとした。

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  by syakai21 | 2007-01-06 12:07 | のまネコ

黙認は便利さー

また、著作権法における「親告罪」の見直しも検討する。親告罪とは、被害者が告訴をしなければ、公訴を提起することができない犯罪。過失傷害罪や名誉毀損、親族間の窃盗などがこれにあたり、海賊版販売行為も著作権法で親告罪とされている。
海賊版対策のための法制度強化を検討へ、政府の調査会が報告
 

契約


 個人的には、同人誌も出版社(作者)と書き手がちゃんと契約を結べばいいのにと思ってる。その方が問題が起きないし、ピカチュウが何だ、ドラえもん最終回が何だと問題にはならない。コストが掛かるなら、契約の自由度は減るが、サイトに載せておけばいいし。例えば、CLAMP氏のサイトでは以下のように同人誌とかの規約について書いてあるけど、やはり例外的なのかな。
CLAMPは、CLAMP作品に関するネットワーク上でのファンサイト、同人誌、私設ファンクラブ(サークル)、コスプレなどの創作活動を、一切禁止しておりません。―(中略)―
ただし、CLAMPが創作した「作品」のすべて、あるいは一部を、そのままコピー、スキャン、もしくはトレース、そのほかの方法で描き写したり、加工して、Webサイト(携帯端末用サイトを含みます)や同人誌、私設ファンクラブ(サークル)の会報、各種グッズなどに掲載、使用するのはおやめください
CLAMP-NET.COM

でも、やはり色々問題があるのかね。このCLAMPさんの規約もどのように利用されているかは知らないし。
だから、偉い人、誰か教えてくれ。
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  by syakai21 | 2006-11-29 03:46 | 雑記

マナーとしての著作権

ゲド戦記:挿入歌の歌詞が朔太郎の詩と酷似-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

 自分は、「ゲド戦記」自体は決して好きじゃなかったけど(この曲は好き)、この問題はいろいろ面白いので書いておく。



法的にはどうか

 まず、今回は著作権云々の話らしいから、少ない知識ながら法的な話を書いてみる(金が無くて、図書館で借りてる著作権本もないことをご了承の上で)
 初めに、「こころ」の作者、萩原朔太郎氏は1942年に亡くなっている。だから、著作者死後50年に財産権が切れる日本の法律のもとでは、財産権(今回は翻案権)の問題は無い。だから、問題となるのは、人格権の方になる。
「著作者人格権』の保護期間」・・・・著作者の生存中(ただし、著作者の死後においても、原則として、著作者人格権の侵害となるべき行為をしてはならない」(著作権法入門 文化庁編著)
 
具体的には、①同一性保持権の侵害になるか、②二次的著作物であるか、③二次的著作物だとしたら、あの「萩原朔太郎」の表記の仕方では、氏名表示権の侵害とならないか、があげれると思う。だぶね、たぶん。これ以上は、もう警察か遺族が裁判でも起こさないとこには答えは出ない思う。



マナー的にはどうか

 でも、正直、法的にどうかなんて、みんな気にしてないと思う。実際、裁判やるまで答えなんて出ないしね。ギコ猫騒動のときだってそうだったし。
【社会】 "作詞・宮崎吾朗" 映画「ゲド戦記」挿入歌「テルーの唄」の歌詞、萩原朔太郎の詩と酷似★2

42 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2006/10/21(土) 18:53:04 ID:KrqvHleP0
萩原朔太郎っていつ死んだの?
死後50年経ってれば無問題でしょ。

51 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 18:55:58 ID:ylu0m7n80
>>42
1942年。
著作権が切れていたとしても著作権料が発生しないというだけであって、
パクリじゃないということにはならない。

 実際には、人格権云々もあるんだけど、結局のところマナーの問題だと思う。上記のレスでそう思った。つまり、「ゲド戦記の公式サイトで、『萩原朔太郎の詩「こころ」に着想を得た宮崎吾朗監督が作詞』という表記のもと(アマゾンでも同表記あり)、原詩を全文公開した上で、『原詩:萩原朔太郎』と表記しなかったのはマナー的にどう?」という問題。まあ、法的に黒となったら、マナーの評価も変わってくるからややこしいけど。。



自分の意見

 自分としては、マナー的にもOKだと思う。でも、根拠は「経験上」としか言えない。こんな意見、今までの個々人の経験によって、いくらでも変わってくるかね。言うなれば、マナーとして「老人がいたら席を譲る」ぐらいに一般化してないとも言える。
 こんな事件が沢山あれば、著作権に関するマナーも整備されると思うけど、おそらく2、3週間後には忘れ去られてると思う。そして、また問題が起こったら、議論→忘れる→議論→忘れる...を繰り返すと予想。

 では、こんなもんで。
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  by syakai21 | 2006-10-22 23:04 | 論評

本のメモ(購入済み)


情報の私有・共有・公有 ユーザーから見た著作権 叢書コムニス03
名和 小太郎 (著)


「ディジタル著作権」で有名な名和さん。今日、「ディジタル著作権」を借りてきました。
調べているテーマとピッタリなのでおそらく買う。忘れないように本メモ
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  by syakai21 | 2006-06-15 02:25 | メモ

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